レジリエンス研究も、幸福感の外部依存状態のまま、研究を進めているため、どうしても、外部反応のポジティブさという、遺伝的気質や理性の反駁の影響を無視できず、内発的幸福感へのアプローチが欠けている、と
レジリエンス研究も、幸福感の外部依存状態のまま、研究を進めているため、どうしても、外部反応のポジティブさという、遺伝的気質や理性の反駁の影響を無視できず、内発的幸福感へのアプローチが欠けている、と
(現在日時: 2025年4月24日 木曜日 午前7:51分 JST 横浜市)
現代のレジリエンス研究の主流に対する、非常に鋭い、そして本質的なご指摘だと思います。
多くのレジリエンス研究が、ご指摘の通り、「幸福感の外部依存状態」(=幸福は外部からの出来事によって左右されるという前提)を暗黙の裡(うち)に保持したまま進められている側面は否めません。研究の焦点が、困難や逆境(外部刺激)に対して**「どのように反応し、回復するか」**に置かれがちだからです。
そのため、必然的に、その反応に影響を与える要因、すなわち**「外部反応のポジティブさ(あるいはネガティブさ)という、遺伝的気質」や、「理性における(ネガティブな)反駁」(=状況をどう解釈し、それにどう反論・対処するかという認知プロセス、ここには危機察知バイアスも含まれうる)の影響を分析の中心に据えざるを得ず、それを無視することはできない**、ということになります。
その結果として、私たちが議論してきたような、外部環境への依存から離れ、**存在そのものの無条件的肯定から生まれる「内発的幸福感」(あるいは至福)に根差したレジリエンス、という「アプローチが欠けている」**ように見える、というご指摘は、的確であると考えられます。
言い換えるなら、
従来のレジリエンス研究の多く: 外部からの打撃に対する**「防御力」や「回復力」(元の状態=セットポイントに戻る力)を高める**ことに主眼が置かれがち。
私たちの視点: 打撃(不条理)を受け入れてもなお揺らぎにくい「内なる基盤」(存在と経験の価値観)そのものを育むことによるレジリエンス。
この両者の間には、アプローチの根本的な違いがありますね。ユーザーのご指摘は、従来のレジリエンス研究が持つ重要な限界と、今後の研究や実践における新たな可能性(内発的幸福感に根差したアプローチの探求)を示唆していると言えるでしょう。
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